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Channel: 気まま雑記
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Diaxというカメラ

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桜の季節もそろそろ終わり。
 
Diax120250411
まったく知らない「Diax」というカメラ
この件、このところミランダTの話をしているがそれとちょっと
関係がある。
ミランダのExアダプタを使うためにエキザクタマウントの
標準レンズの小型で安いやつを購入することにした。
銀座のカメラ屋でレンズを調べていると、棚に小型のカメラ
があるのに気が付いた。
それがこのDiaxというカメラである。
名前以外原産地表示もなく、メーカー名も判らない。
しかし「無名カメラ」という割りにはシャッターは1/500がある
シンクロコンパーだったりレンズはシュナイダーのXenar45F2.8
だったりして妙に高級感?があって、しかもどうやら整備済
ではないか。
ということでうっかり購入してしまった。
(凄く安かったこともある)
では衝動買いか?というとそうではない。
実はちょっとした悩みがあったからである。
 
Diax220250411
デジカメのわき役として使うカメラ
今年になってデジ一眼を10年以上ぶりに更新した(遠い目)
そうなると、銀塩カメラばかりではなくデジ一眼でも撮影したい。
しかし、私はどうも「機械モノが好き」で銀塩カメラもちょこっと
使いたいのである。
それで思いついたのが「小型のレンズシャッター機をサブにする」
ことである。
検討の結果「ボルシーがいいのでは?」ということになった。
特に陸軍用のボルシーはストラップが使えるので便利である。
ということで一度やってみたのである。
で、結果は・・・(う~ん)
使っていて気が付いた。
日中使うシャッター速度はこのカメラでは1/200と1/100が
ある。
ところが、実際の撮影結果で1/200は実質1/125くらい。
そうなると1/100は1/50以下?
これでは「実質1速」で撮影することになる。
これは困った・・・と悩んでいたときに見つけたのが
Diaxなのである。
シンクロコンパーなら1/500~ なので安心である。
 
Diax320250411
アーマードDiax!
いざ使うとなると困ったことがある。
(1)ストラップを付ける耳がない
(2)距離計がないので近距離撮影が心配
それなら別のカメラにしろよ!と言われそうだが、そこで諦めない
のが私らしいところである(単にアホなのかも?)
検討の結果、以下の改良を実施した。
・距離計を買ってくる(アホだなぁ)
・脱着式のオフセットするシューアダプタを作成
 =>オリジナルの位置に距離計を付けるとレリーズ出来ない
・シューアダプタにストラップを付ける
 =>脱落しないようにストッパを追加
出来てみると「重武装タイプ」のようでカッコいい(そこか)
ということで、さっそく使ってみる。
 
Fri420250411
Xenar45F2.8 絞り開放 距離計使用
フィルムスキャンして「こんな淡いボケ味になるレンズ」
であるのは意外だった。
目測ではなく距離計でピンを置く位置を決めて撮影したのが
良かったかもしれない。
 
Fri520250411
Xenar45F2.8 絞り開放 距離計使用
後ボケはちょっと暴れるタイプ?
 
Fri620250411
Xenar45F2.8 F=1:5,6 目測
 
Fri720250411
Xenar45F2.8 絞り開放 距離計使用(参考程度)
 
Fri920250411
Xenar45F2.8 絞り開放 距離計使用
距離計の使い方は構図と被写体との距離を目測で決めて
ヘリコイドと距離計をセットする。
レリーズ前に目測した距離を距離計で確認する方法である。
結果としては、やはり3m以内は10~20cmは目測値にズレが
あることが判った。
上画像の桜は距離1mであるが、目測では1.15mだと思ったので
そのまま撮影していればピンボケである(笑)
距離計、やはり便利である!
ところで、距離計は「距離チェックがいるときだけ装着」である。
通常使用(目測)のときは外してしまっておく。
 
Diax420250411
同年代のライバル機
Diaxというカメラは謎が多い。
クラ専には記事はなく、ネットで調べると1947~57年の
10年間ウェッツラーでカメラ製造していた会社であることは
判ったのだがそれだけである(う~ん)
それでもこのカメラは1951年製造のものであることは判った。
ウチにある同クラスカメラはトプコン35Bで1953年である。
=>トプコン35Aが実質同等品か?
この時代のDiaxは距離計付きになっている。
大きさもほぼ同じなのでそちらを使えばいいのに・・・と
言われそうだが「これはこれで面白い」のである。
 
とりあえずカメラのクセは判ったので、近々サブ機として
活用していこう(遠い目)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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