今までず~っと悩んでいたことがあった。
ワールド工芸の花巻デハのことである。
検討の結果、動力装置を大胆に変更する
ワールド工芸のおかげで、長年の夢であった軽便鉄道の路面電車を
楽しめるようになったまでは良かった。
しかし、長年あれこれとやっていると悩みが出て来た。
(1)DCC対応のためモータ交換により走行性能を改善したところ
カーブ通過がR177となった。
(2)架線対応をすると、前位側台車が動力でないと走行出来ない
=>ポールにより押し付けられるので
(3)パワー不足で勾配線で使用出来ない
結局、動力装置をどうにかするしかないのだが、困ったことに
花巻デハの車輪径は10mmもあるのである(実測値)
これは実車が搭載しているモータが大きなものであるため、車輪径は
狭軌と同じものになっているからである。
残念なことに、この車輪径のNゲージ車両(ボギー車)は無い。
色々悩んだ結果「もう割り切ることにしよう!」
KATOのED70は車輪径こそ違うが、ボギーセンタ間はほぼ同じで
ある。
これにゴッソリ交換する。
ストーリーとしては「老朽化したデハ3を再生するために、新型の
小型モータ搭載の動力装置に交換し、勾配区間で客車2両を
牽引出来るようにした」という設定である。
動力を割り切ったので他を改善する
動力問題は解決したので、次に改善するのはポールである。
ポール自体はカワイのものに戻し、取り付け部を絶縁を施したうえで
しっかりとした真鍮製の台座として回転をスムーズにした。
走行性能と架線対応は素晴らしい結果
当たり前だと言われそうだが、走行は極めてスムーズかつ静音で
ある。
ポールの架線対応も極めてスムーズだ。
長年使ってきたカワイのポールは素晴らしい。
再生産してもらえないだろうか?
カーブはR140もOK,勾配も6%も平気と大幅な性能改善である。
ウチにはデハ3が3両もある(軽便祭りで安く売りに出ている旧タイプを
買ってしまった)ので、あと1両も新動力に改造してペアにしよう。
猫屋線ホハ3も改良
猫屋線のホハ3についても少し改良を行った。
ボルスターセンタをカプラー台+4.1φワッシャを使ったものに交換し
径を広げ、かつ車体をバラさずに台車を外せるようにした。
地味な努力は続く。