高校生のときからの憧れの組み合わせ
私の高校時代「モードラの付いたカメラ」はカッコいいプロ機材で
あった。
その時代には、モードラ/ワインダー付きのカメラは「資金があれば」
買えるものであったが、ニコンFのモードラは遠い存在であった。
F-36装着のFに触れることが出来たのは、F製造終了の1974年から
かなり年月が過ぎてからであったが、それでも購入することは出来ず。
このまま夢の存在で終わると思ったのだが、平成最後の年の年末に
ついに手にすることが出来た。
とりあえず分解?してみる
古い機材のため、接触が悪いときがあったので、分解して各部の
確認を行う。
友人のもので練習してから10年くらい経過しており、簡単なミスは
あったものの、この状態にすることが出来た。
F-36はその前のS-36を元に少しずつ進化してきたものなので、
その後のモードラと比較すると細かい部品が多いことが判る。
入手した個体はそれなりに整備をしてきたもののようで、調子はいい。
いずれキイートスに整備依頼するとして、とりあえず使用してみる。
Komura100F2 F-1:4
せっかくモードラを使うのだから動きのあるものを撮影したい!
北品川の京急の鉄橋で連写をしてみた。
F(+FTn)+F-36は標準レンズ装着時で2.6kgのヘビー級である。
こういうときに、プリセット絞りで小柄なKomuraは便利だ。
(注:個人の感想です)
Auto-Nikkor50F1.4 F=1:4
久々の江ノ電。
ここは山影からヒョコっと出てくるのでタイミングを計るのが
難しいのだが、モードラ付きだと2連写くらい可能なため、安心して
撮影出来る。
(注:個人の感想です・・・って、21世紀に言うことか?)
Auto-Nikkor50F1.4 F=1:5.6
江ノ電・富士山・江の島をうまく行くと入れることが可能なこの場所は
うまく撮影出来たことがないのだが、今回はまあまあうまくいった。
F-36で3連写して撮影すると、なんともいい感じであった。
(注:個人の感想です)
Auto-Nikkor50F1.4 F=1:4
平成も最後の年ともなると、フィルムが高価、現像をやってくれる店も
限られているので、銀塩撮影は「1コマをじっくり」撮影するようになる。
この紅葉の撮影を、のんびりとFモードラ仕様で撮影することは、
風流な趣味なのかもしれない。
(注:個人の感想です)