松屋のカメラ市で地味に初期アサペンのレンズを探していたところ、
トプコンRを見つけてしまった。
帰宅して確認するとRII(1960年)だった
トプコンRはトプコン初のペンタプリズム一眼である。
国産カメラとしても初期の製品である。
ちなみに、国産ペンタプリズム一眼の発売順は以下の通り。
ミランダT 1955年
PENTAX AP 1957年
Topcon R 1957年
ミノルタSR-2 1958年
Canon FLEX R 1959年
Nikon F 1959年
(参考文献:クラシックカメラ専科 No.52)
Zeiss ContaxS(D)から始まって、国産初期一眼レフも揃ったか・・・
と喜んでいたのだが、帰宅して調べてみると、完全自動絞りの
Fタイプレンズに対応したRII(1960年)であった。
Rとの相違点
・セルフタイマー
・完全自動絞りのFレンズを動作させるための絞り機構
(マウント部に追加)
基本的な部分(レンズは初期の50F1.8)は同じなので、良しとするか。
Topcor50F1.8 絞り解放
Topcor50F1.8 F=1:5.6 (少しトリミング)
使用してみると、さすがはトプコン!ボディの操作感も良く、
撮影結果もカッチリした写りで「昔の製品とは思えない」のが
さすがという感じであった。
せっかくなので「もう一つのTopcor」も使えるようにする
メーカー純正のボディを入手したので、以前から所有している
トプコンの一眼レフ用レンズも生かすことにした。
UV-Topcorである。
このタイプのレンズ、壊れたUNIを利用してM42アダプタ(画像右)と
レンズを使って記事を書いたこともあり、100F4を追加で購入して
あった。
トプコンから純正のUNI-Exアダプタが販売されていたのだが、私は
所有していないので、この機会に作成することにした。
(注:軽い気持ちで始めたら大変だった)
UV-Topcor100F4 絞り解放
いい感じの前後のボケ味、さすがはトプコンの製品である。
トプコンRを入手したことで、最近の初期一眼レフを楽しむことが
一巡したなぁ(遠い目)と思った。
心地よいやり遂げた感?