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Channel: 気まま雑記
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珊瑚模型の南薩5号

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考えてみると、2014年末から珊瑚模型の蒸気ネタが続く。

元日から組み始めた珊瑚模型の南薩5号の続きである。

Fri3_20150102
 上回りを組む。 ボイラーの水平取りが難しい。

昨日、台枠と床板を組んだので、今日は上回りから作業開始。
基本的には「ダックスと要領は同じ」である。
違うのは、ダックスはキャブとボイラーは1本ネジで止める(=調整がやり
易い)のに対して、南薩5号はサイドタンク上にボイラーをハンダ付けする
点である。

素組みしたキャブ(といいつつ、結構調整しながら組むのだが)に
ボイラーをハンダ付けすると・・・「ああ、やっぱり水平が出ない」
まあ、こういうのは慣れっこなので「力を入れずに力を入れてゆっくり
とハンドパワーで修正」していくのである。
時々「パキッ」とか「キ~ン」とか音がするのは気にしなくていい。
そういう音の発生源はハンダ付け(仮付け)だから、後でやり直せば
いいのである。
難しいのは、「力を入れ過ぎて真鍮板をゆがませる」ことだ。

こういう「ゆっくりじわじわ、力入れているようなそうでないような」の
修正作業は、経験を積んで覚えるしかない。
ちなみに、水平はサイドタンク下面からボイラー上部まで20mmで
あった。

Fri4_20150102
 床板が上回りにスポッと入るようにさらに調整する。

ボイラーの水平が出たら、次は床板が上回り(キャブとサイドタンク)に
床板がピッタリ入るように調整する。
これもまた「力を入れずに力をゆっくり入れて」の作業である。
集中力と根気勝負だ。

Fri5_20150102
 ここまでやると、ようやくキャブ側取付板を付けられる

ここまででかなり精神力を消耗したが、「謎のコの字形板」のキャブ側
取付板を取り付けることが出来る。
この取付板は”単純にチャンネル状に曲げてあるだけ」であるが、後の
ことを考えて、あちこち開口部やら切り欠けを付けてある。
(画像参照)

Fri7_20150102
 動輪、ロットも入れて仮組みして「次の作戦」を練る

ここまで来たので、仮組みして組みっぷりと動輪の動きを確認する。
ダックスのように「限りなく20世紀の職人芸(というのか)」で動くように
するものとは違い、この南薩5号はスムーズに動いた。
といいつつ、「ちょっと変わったクロスヘッドの調整」やら、シリンダブロック
をなんだかんだと調整・・・と手間がかかるのはいつもの通りである。

さて、ここまで組んだところで「自分的に使いやすいロコ」にするのは
どうしたものか?の作戦を練ることにした。

ということで「この年末年始休暇の目標」のもう一両に着手。

Fri9_20150102
 やはり珊瑚模型のタンク機 1000形に着手

ということで、同じ珊瑚模型繫がりの1000形に着手した。
シリンダブロックを試しに組んでみたが・・・力がかかる部分の
スライドバーが”触ると曲がる」という状況・・(茫然)
まあ、そんなことは作り直せばいいだけなのでチョロいのだが
「やはり珊瑚模型さんのキットは油断出来ないな」と思う2015年の
正月なのであった。


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