考えてみると、2014年末から珊瑚模型の蒸気ネタが続く。
元日から組み始めた珊瑚模型の南薩5号の続きである。
上回りを組む。 ボイラーの水平取りが難しい。
昨日、台枠と床板を組んだので、今日は上回りから作業開始。
基本的には「ダックスと要領は同じ」である。
違うのは、ダックスはキャブとボイラーは1本ネジで止める(=調整がやり
易い)のに対して、南薩5号はサイドタンク上にボイラーをハンダ付けする
点である。
素組みしたキャブ(といいつつ、結構調整しながら組むのだが)に
ボイラーをハンダ付けすると・・・「ああ、やっぱり水平が出ない」
まあ、こういうのは慣れっこなので「力を入れずに力を入れてゆっくり
とハンドパワーで修正」していくのである。
時々「パキッ」とか「キ~ン」とか音がするのは気にしなくていい。
そういう音の発生源はハンダ付け(仮付け)だから、後でやり直せば
いいのである。
難しいのは、「力を入れ過ぎて真鍮板をゆがませる」ことだ。
こういう「ゆっくりじわじわ、力入れているようなそうでないような」の
修正作業は、経験を積んで覚えるしかない。
ちなみに、水平はサイドタンク下面からボイラー上部まで20mmで
あった。
床板が上回りにスポッと入るようにさらに調整する。
ボイラーの水平が出たら、次は床板が上回り(キャブとサイドタンク)に
床板がピッタリ入るように調整する。
これもまた「力を入れずに力をゆっくり入れて」の作業である。
集中力と根気勝負だ。
ここまでやると、ようやくキャブ側取付板を付けられる
ここまででかなり精神力を消耗したが、「謎のコの字形板」のキャブ側
取付板を取り付けることが出来る。
この取付板は”単純にチャンネル状に曲げてあるだけ」であるが、後の
ことを考えて、あちこち開口部やら切り欠けを付けてある。
(画像参照)
動輪、ロットも入れて仮組みして「次の作戦」を練る
ここまで来たので、仮組みして組みっぷりと動輪の動きを確認する。
ダックスのように「限りなく20世紀の職人芸(というのか)」で動くように
するものとは違い、この南薩5号はスムーズに動いた。
といいつつ、「ちょっと変わったクロスヘッドの調整」やら、シリンダブロック
をなんだかんだと調整・・・と手間がかかるのはいつもの通りである。
さて、ここまで組んだところで「自分的に使いやすいロコ」にするのは
どうしたものか?の作戦を練ることにした。
ということで「この年末年始休暇の目標」のもう一両に着手。
やはり珊瑚模型のタンク機 1000形に着手
ということで、同じ珊瑚模型繫がりの1000形に着手した。
シリンダブロックを試しに組んでみたが・・・力がかかる部分の
スライドバーが”触ると曲がる」という状況・・(茫然)
まあ、そんなことは作り直せばいいだけなのでチョロいのだが
「やはり珊瑚模型さんのキットは油断出来ないな」と思う2015年の
正月なのであった。