軽便鉄道模型祭は終わり、さて次はなにをやろうか?
祭りでミニ・ダックスもドコーも買えなかったので、とりあえずは
地味に手持ち車両の整備である。
そう「模型職人」である。

フェルトバーンの整備
「罪庫」の増加を防ぐために、3年ほど前からネットオークションで
趣味のアイテムを購入するのを止めた。
ということは、この車両はそれ以前に購入されたものである
ことが判るのだが、購入時点ではカプラーもなく、走行も極めて
不調で放置されたままであった。
砂利採り線にドコービル導入が出来る日は無さそうなので、
少しでも小型の車両を投入しよう!ということで復活の作業。
キャブは緑色(塗料が垂れた跡あり)であったが、「河原のジプシー」
には派手なので塗装は変更する。

K&D取付とロット調整
「河原のジプシー」の仲間入りの条件
・カプラーはK&D(乗り入れ時に迅速に作業可能)
・実感処理(ウェザリング)
この車両、カプラーは端バリに取り付ける仕様(らしい)のだが
それではK&Dは装着出来ない。
前端バリは穴を広げて台枠を少し削り、後端バリは一度剥がして
台枠を薄く削った。
カプラーはKATOのK&D互換(11-712)を使用。
走行性能が悪い(というか後進で止まってしまう)原因は、
左メインロットの調整が行われていなかったために、後進すると
引っかかってロックしてしまうのであった。
シリンダ側もグラグラと首を振る(ロットが押し込むから)ので
ピストン棒の入る穴を0.6φに広げ、シリンダはピンを打って固定。

人形を載せて現場復帰!
キャブはトビカを下塗りのうえで黒に塗る。
実感処理(ウェザリング)を施し、人形も載せた。
とりあえずレイアウトで走らせてみると、いい感じである。

鉄連ロコ(片方)と林鉄転用客車も実感処理
軽便祭にはピッカピカの姿で参加したが、フェルトバーンと
いっしょに実感処理を行った。
これで「河原のジプシー」の仲間入り。

強者揃い「河原のジプシー軍団」
砂利採り線レイアウトは、実は「軽便祭りの乗り入れ車両の
テスト用」である。
乗り入れのおかげで、これらの車両は「用途不明」から「現役」に
復活することになった。
ピッカピカの車両が「汚れてうらぶれた姿」になることで第一線、
それも大勢の人がいる場に行く強者(つわもの)になった。
車種も購入の経緯もさまざまだが、地味に仕事をこなしていく。
まるで「エクスペンダブルズ」のようで面白い。