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Channel: 気まま雑記
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京福テキ512(鉄模社EC40改)(8)

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先日、京福テキ512の走行テストを行った。
 
Sat3_20191116
テスト結果はさんざんな結果に
「凝った足回りじゃないから動くだろう」と高を括って
自宅運転スペースでの走行テストも行わずに大きなレイアウトで
走行テスト!・・・あれ?
ほとんど動かない。
なんとか動きだしても、カーブで脱輪まで発生する始末。
それを見て気が付いた。
「電機だと思って油断したが、このロコはホイールベースが
 異常に長いロット式機関車」ということである。
(注:実物は横動を意識した車輪で、ロットも分割されている
 ので必ずしも同じではない)
この手のロコの問題点。
(1)レールのちょっとした具合で車輪が浮く
  (C型の場合は中間動輪が軸になってシーソーになる)
(2)重量バランスを取らないと脱輪する
長年蒸気機関車を作っていながら、こんな基本を忘れるとは・・・
 
Sat2_20191116
対策1:集電ブラシを追加
鉄模社EC40のオリジナルが長い軸間の方だけにブラシがかかって
いたから「それでいいか」と思ったのが間違いであった。
もっと軸距が短いC12でもダメなのに、EC40のように異常に
長いタイプでは全軸にブラシを付けるのは当然であった。
短い軸距の方の外側に追加の集電ブラシを付けた。
 
Sat4_20191116
対策2:重量バランス改善のためウェイトを追加
当初は大きなウェイト(63g)だけであった。
「実物もここのモータあるし」と思ったかどうかは?だが
軸距の短い方の真ん中にウェイトがあるということは、
長い方の先端の車輪は、中間の車輪を軸にして「浮きやすい」
のは当然で、長軸距側を先頭にしてカーブにかかると脱離
することになる。
とりあえずは26gのウェイトを「動輪よりやや外側」に
取り付けた。
(短軸距側は1軸31.5gが真上からかかっているので
 こちら側はやや外側に配置して重さのかかり方を調整)
最終的にボンネット内に補重するか?は少しテストしてから
判断することにした。
この対応の結果、自重は+26gで180g=>206gになった。
  
ところで、実車(テキ512時代)も長軸距側は何もなくて
かなりアンバランスになっているはずだが、脱輪は発生
しなかったのだろうか?(謎)
 
以上の2対策ののち、念入りに運転スペースで走行テストを
実施した(反省)
とりあえずは問題はないようである。
 
Sat5_20191116
最後のディテールパーツの取付
そろそろ完成にしたいので、最後のディテールパーツの
取付を行う。
ヘッドライトは車体側にホワイトメタルのものを接着。
テールライトはデッキ上や車体側のフックにかけるカンデラ
タイプで、デッキ奥のボディ端にハンダ付けする。
 
Sat7_20191116
あれ?この位置でいいの?
このテールランプ、取付後に撮影しようとして気が付いた。
平行に見た場合、手摺の配置の妙で「どうやっても全部写らない」
のである(ち~ん)
実物は手摺がもうちょっと細いから少しはマシだと思うが
これでは後方から良く見えないのではないか?
テキ512は最後までこのスタイルだったが、テールランプを
デッキ上に移しては?という話は出なかったのだろうか?
模型を作ることで、実物の問題点に気が付いて、現場の運用を
想像することは楽しい。
 
Sat6_20191116
小貨物列車を牽引する姿がいい
ウォーム2段減速で動作音大きくエンドレスをゆっくりと
走る姿はなんともほのぼのとする。
鉄道模型は、やはり「走らせてこそ」である。

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