2020年の模型工作は「去年出来なかったこと」から始まる。
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中村精密 ED19の改修
昨年末の作りかけ模型整理で宮沢ED16と同時に発見されたのが
中村精密(ナカセイ)のED19である。
自分で組んだものもあるのだが、EBで見つけて購入したまま
ジュラ期の地層に埋まっていた(ようである)
年始早々に開けてみると「モータは1個か」としみじみする。
さて、改修作業開始である。
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モータ交換はED16と同じ
縦型モータの交換は手慣れた手法である。
ED19はボディが小さいので、薄いタイプのモータを使用する。
インサイドギアの取付部のネジ間隔が違うので、変換のために
スペーサを作るのはED16と同じである。
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モータ交換するとボルスターが付かない!
もう片方のウォームギアは予備が入っていた。
この製品当時は「モータは高価なので2個目は追加オプション」の
時代だった(遠い目)
2個目の台車を改修して、床板に取付・・・え?
ボルスターの頭の大きな絶縁ワッシャがモータに干渉して
取付られないのである。
さて、どうしたものか?
あれこれ検討した結果。
(1)バネは止めてt0.5の5.0φワッシャx3に交換する
(2)頭のワッシャは干渉部分をカットする
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台車が当たる部分を削って絶縁
ED19は台車の首振り量が少ない。
それでも、R430のS字カーブは楽勝なのは、実車がコンパクトで
車輪間隔が狭いからである。
実際、この機関車はその点が好評だったようで、あちこちの
路線で便利に使われ、長命な機関車であった。
とはいえ、台車の首振り量が多いに越したことはない。
エアータンク裏のハンダが盛り上がっている部分を削り、
プラ板を貼って絶縁する。
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恒例「牽引力測定(通称:イジメ)」
昨年末に改修したピノチオ クモハ40(9:33仕様の吊掛モータ)と
いっしょに牽引力テストを行った。
400g貨車を牽引して2%勾配(一部3%)を限界まで力を
出して何両牽引可能か?という過酷な試験である。
(それを見ていた人に「イジメだ!」と言われた)
結果は以下の通り。
クモハ40(自重258g)
最大3両(1200g) 9V/0.2A
勾配途中牽き出し 2両(800g) 10V/0.4A
ED19(自重373g)
最大2両(800g) 12V/0.4A
勾配途中牽き出し 2両(800g) 9V/0.4A
両車とも良い数字である。
クモハ40は4個モータ/全並列回路なので高い牽引力を
出しているが、通常使用には起動電圧が低すぎるなど
問題があるので、Max1両(400g)程度の回路変更するか?
を検討中である。
さて、今年新規着手は何にしようか?