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Channel: 気まま雑記
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ダージリン風レイアウト改造

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以前から考えていたことがある。
「杉山模型のロコが似合うレイアウトが欲しい!」
 
Sangaku1_20201009
2012年に制作したダージリン風レイアウト
同じことを以前考えたことがあった。
杉山模型のダージリンタンク購入に合わせてバタシアループを
小さいスペース(600x380)に押し込んだものである。
初めて草撒き器を使うなど、結構頑張ったのであるが・・・
う~むコレジャナイ感が・・・
結局、箱に入れて使用されない状態になってしまった。
一時はこのレイアウトを売却?して新規作成と思ったのだが、
ループ線を作るのはそれなりに手間・・・(遠い目)
検討の結果、ダージリンという縛りは忘れて「山岳鉄道」の
設定にして大きく改造して使うことを決断した。
 
Sangaku2_20201009
ループ線裏側を中心に大きく改造する
改造のポイントは以下の通り。
(1)ループ線クロス部を高架線にする
 制作時にはこちら側は「裏側」の設定で、ほとんど見ない
 面になっていた。
 ループ線の上がり切った線路が台枠ギリギリに無理やり
 付けられており、橋も高さをクリアするためにいい加減な
 ものだからである。
 これをどうするか?(以下、設定のためのストーリー)
  山岳線として人気のあるループ線であったが、クロス部
  の先の路盤が崩落して不通になってしまった。
  大きく地形が変わってしまったので、コンクリートの
  高架線にすることになった。
  工事を開始すると「勾配前に待避線が欲しい」との
  要望が運行部署から提出された。
  以前から、登坂前に給水と燃料補給の場所が必要な
  区間だったのである。
  地元と協議の結果、新駅を設置することになった。
(2)道路?になっていた部分を作業軌道とする。
 ダージリン鉄道が「道路と平行」に線路があるので
 「なんとなく坂道」にしてあった。
 この部分がコレジャナイ感を高めていたのである。
 ダージリン風というのは止めて、山岳鉄道にするので
 思い切って作業軌道(桟道)にすることにした。
(3)地形(山部分)も森林風にする
(4)カーブはR120=>R177に変更して勾配を緩くする
  (6%=>5.5%) 
改造の方針は決定したので、線路外周部分と地形を剥がす。
 
Sangaku3_20201009
待避線(駅)と高架部分の工事を開始
どうまとめるか?を考えても良い案が出ない。
結局、作りながら考えることにした。
まずは高架部(高さ46mm)を付けて、作業軌道(桟道)に
続くカーブ部分の軌道部分を作る。
2つ目のフィーダもこの部分に設置する。
 
Sangaku4_20201009
台枠の角を80x80カットする
 
Sangaku5_20201009
台枠梁追加、2個目のフィーダ/コネクタ設置
 
Sangaku6_20201009
作業軌道(桟道)の脚を作る
まずは作業軌道の勾配を決めるために3か所の脚を
作成する。
道床を固定したときに梁が外れないように1mm角材を
打ち込んで強度を上げてある。
 
Sangaku7_20201009
作業用軌道の道床部分(半分)を取付
脚を固定し、道床を上面に接着する。
勾配がスムーズになるよう注意してクリップで固定する。
 
Sangaku8_20201009
残りの脚を実測しながら作成して軌道を完成する
道床が完全に固定されたことを確認してから残りの脚を
作成する。
脚は10度毎に設置してあるので1.7mmずつ下がるのだが
実物はもうちょっとザックリしている(笑)ので、実測して
脚を作ることになるが、計算値と大きく異なると勾配の値が
違ってしまうので、計算値との差を確認を行う(結構面倒)
 
Sangaku9_20201009
作業軌道を塗装、線路を敷設してエンドレス開通
1日時間を空けて完全に接着剤が固まったことを確認してから
塗装を行う。
線路を敷設してようやくエンドレスが開通した。
 
Sangaku10_20201009
勾配5.4%の走行テスト
杉山模型のロコで走行テストを行う。
ダージリンタンク、ガーラットは34gを牽引して登坂可能。
2軸駆動のクライマックスは20gくらい?
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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