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Channel: 気まま雑記
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キネ・エキザクタの修理と撮影

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久々にカメラ市がある・・・それで思い出したことがある。
カメラのHPで内容が中途半端になってキネ・エキザクタの
ページである。
 
Exa1_20201024
10年以上動作しなかった理由
このキネ・エキザクタは友人から譲ってもらったものである。
当時、レンズが1本しかなかったので使われずにいたのだが、
HPに追加しようとして・・・動かなくなっていた。
どうしたものか?と7年経過。
私はExaktaの修理を教わったことがある。
それから20年・・・
ダメ元でやってみようと思い、苦労して開けてみた。
さすが80年前のカメラ、リボンとシャッター幕が切れているし
テンションもユルユルになっていた。
 
Exa2_20201024
苦闘8時間でなんとか復活
残り少ないシャッター幕をカット、痛んでいるリボンを
どうにか使える長さに調整する。
テンションをどのくらいかければいいいか?をすっかり
忘れていたり、正しい幕位置の調整などをやっていると、
痛んだリボンが切れる(涙)
どうにかこうにか1/1000がOKになったのは8時間以上
経過してからだった。
 
ところで、カメラを開ける(上に抜く)のに苦労したのは
左側のダイキャストボディの精度が光線漏れしないくらいに
精度が高くピッチリ入っているので、シャッター幕が破損して
リボンや幕が膨らんでいると引っかかって抜けないのである。
それにしても、80年前のドイツのダイキャスト製品の
精度の高さには驚く。
 
Exa3_20201024
手持ちのExマウントレンズで撮影
なにしろ危なっかしい修理なので「動いているうちに」
撮影である。
手持ちのExマウントレンズを使って撮影である。
 
Exa4_20201024
Helioplan40F4.5 F=1:5,6
 
Exa5_20201024
Helioplan40F4.5 F=1:5,6
 
Exa6_20201024
Auto-Quinaron35F2.8 F=1:5,6
 
Exa7_20201024
Angeniux90F1.8 F=1:4
 
この後、2本目のフィルムで撮影中にリボンが切れたり、
再修理したらリボンが短すぎて露出不良・・・などなど、
修行感が高かったが、おかげで「なぜ左手操作なのか」が
判ったりしたのは楽しかった。
 

注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」であり、
各レンズの描写コメントは「個人の感想」です。

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