早くロコ運転したいので続けて作業を行う。

準備は終わった!
大地に地衣類が芽生えて「本格的に植物が生える」準備は
大地に地衣類が芽生えて「本格的に植物が生える」準備は
出来たので、いよいよ草撒きを行う。
じゃあ早くやれ!と言われそうだが、開始するのはちょっと勇気が
必要である。

前作の教訓
これは2021年に作成した作業軌道(ループ線)のレイアウト
の草撒きである。
林鉄の風景が草撒きで表現可能か?というトライであった。
このときは成功したつもりだったのだが、完成後に車両を
運転していると「もうちょっと彩度が低い方が?」と
感じるようになった。
それをしみじみと思い出して作戦を考える。
(注:単に勇気がないだけかも?)

草撒きの素材と機材
この作業は「レイアウトの最終工程」なので、実はあまり実施する
機会がない。
1年以上やっていないと「コツをほぼ忘れてしまう」ことになる。
(単にアホなのかも?)
使用する機材と素材は上記のものである。
NOCHの草撒き機は9Vの電池を用意しないといけない。
(注:使用頻度が低いと電池がダメになっていることがある)
素材はNOCHやウッドランドシーニックの1mm?~5mm?で
色も黄色っぽい~濃い緑とバリエーションが最低でも5種類を
用意している。
本当はもっと茶色っぽいのやらグレーっぽいブラウンのものが
欲しいのにそういうアイテムがないのは、この商品を作っている
欧州ではそういう風景(植生)が無いからなのだろうか?
(単に”日本の品揃え”なのかもしれないが?)
今回は国産素材としてKATOの達人芝(9mm)も使用する。

草撒き開始!
勇気を出して作業開始である。
これは私のクセなのだが「難しいところから開始」する。
作業軌道下、それも山肌(急斜面)に近いと草撒きの難易度が
各段に上がる。
上記5種類を日照や土の具合などを考えて少量を部分分けして
散布していく。
草撒きの極意は「垂直に落とす」ことである。
横に寝たまま木工ボンド水溶液で固まってしまうと、地面を
繊維が覆って見えない「不自然な姿」になってしまう。
そのため、散布してすぐ寝てしまった草素材は掃除機で吸って
垂直に刺さったものを上に向け、方向を揃えるために
ドライヤーでさらに方向を揃えていく。
この作業、木工ボンドの乾燥との時間勝負なのでチマチマと
撒いては整えていくので時間がかかる。

作業をどんどん進める
地味な努力で少しずつ草が大地を進んでいく。
地面の着色(ターフや草パウダーも含めて)を意識しつつ草撒きを
しているのが分かる(かも?)
作業軌道住変の草撒きのポイントは以下の通り。
・桁下:やや枯れた感じの短い草
・手前(日向)は緑の短いもの
=>台枠側に長い草は手が触れて剥がれやすい
・奥側:山側から覗き込んだ感じで5mm?のものを3種
使い分ける

駅側の植生
人里側は1mm?の短い2種類が主力になる。
山側の斜面に長めのものを使って「人里との境界」っぽくする。

KATOの達人芝(9mm)
田んぼの畔は濃い緑を使う。
ここで「耕作放棄の田んぼ」の表現にKATOの達人芝を使用した。
植えてみると「自然な草の感じがなぁ」である。
素材の彩度が高くて人工の繊維っぽいこともあるが、海外製品の
ように「複数色の繊維の混合」ではないから?と思った。
この分野では、やはり欧州メーカーの方がノウハウを持っている
ことをしみじみ実感した。

樹木を試しに入れてみる
草撒きの進捗に合わせて土、ターフ、草パウダーも加えて
植生の感じを整えていく。
樹木を1本植えてさらに感じを整えていく。

草撒き作業完了!
じわじわと進行していた「山林部の草撒き」がついに反対側まで
到達した。
地形に合わせて草が生えている感じになった?

樹木を植える

苦労した2段脚側から見たところ
草が生え、樹木を植えると「生きた自然の風景」を感じて
ちょっと癒される(遠い目)
これで地形と植生に関する大掛かりな改修作業は終わった。
後は作業軌道の脚の補強(ディテール)追加などの仕上げ
となる。
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。