さて、今回の祭りでもう一つ楽しみにしていたのが「小茂内鉄道山奥線」
である。
予告にあった「高低差」とその路線でどのような走りが出来るか?を
実際に確認出来るのである。
(ああ、軽便祭りって素晴らしい)
ここで嬉しいサプライズ!
現地に行くと・・・あれ?
なんと!ナガウラさんのレイアウトである。
う~ん、今年の祭りで見ることができるとは思っていなかった。
私のレイアウトはこのレイアウトを見習って・・・いるはずなのだが、
ぜんぜん違うものになってしまうのが悲しいのである。
やはり、ココロが濁っているとダメなのか?
反対側を見るのは初めて!
山奥線乗り入れをやっていて、ちょっとお留守番をしたときに反対側を
見ることが出来た。
う~ん、こうなっていたのか・・・
さて、いよいよ「山奥線」である。
ようやく全貌を見る
なるほど、全体の風景はこうなっているのか!
実はもっとレールが隠れていると思っていたのだが、舞台裏を含めると
案外レールは表に出ているところが多い。
それにしても、この高低差なので「急こう配?」と確認してみると、きつい
ところでも4%ということであった。
これは意外であった。
私は単純に「線路の高低差をつけると急こう配になる」と思っていたのだが
後で出てくるのが「高さ感は風景と配置の妙で出る」ということが判った。
こんもりとした樹木・・
事前発表の画像では「高さを押えつつ(移動のため)森林の雰囲気を出す」
ということであったが、どうなっているのだろう?と思っていた。
なるほど、市販品の背の低い木の素材を生かして表現すると、山深い
風景になることを実感出来た。
高低差感は「渓谷と橋にあり!」
勾配が思ったよりゆるく、実は山も高さを押えている。
それなのにこの高低差感はなに?
現物を見てなるほど!と思ったのがこの「渓谷を見上げたときの風景」
である。
この部分がザクっと掘り込まれた渓谷になっており、その川を
橋梁がヒョコっと現れてその上を車両が走っていく・・・・・
なるほどである。
これであれば、十分に高低差感が楽しめる!!
ところで、ここで色々な人と会話していて出たのが「レイアウトで
ここまでおばさんが注目されたことがあるだろうか!」という話。
橋の上で談笑?しながら歩いているおばさん2人がいい感じ
なのである。
他の人形の配置も良く、こういうセンスはさすがだと思った。
眺める角度によっては、生活感が出てくる
持ち込み車両(DC、ガソ、コッペル)を走らせてもらったり、他の方の
車両の走りをあちこちから撮影していて思ったのが「見る角度によって
は山間の村の生活感がある」という作りになっているのが楽しかった。
これは「線路にムリな勾配を付けない」ということで、その周りの風景が
穏やかになり、畑や田んぼ(刈入後)の風景が楽しめる・・・
これは見習いたいものだと(遠い目)
ああ、いいなぁ・・・
ということで、眺めて良し、寄りいれて寄良し!の山奥線であった。
みのるさん、ありがとうございました!