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イリサワの6600の牽引力測定

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快晴の日。
こういう日は掃除、洗濯、布団干し・・・(ん?)

さて、イリサワの6600の牽引力測定である。
測定の場は二子玉のいさみやさんの2階のレイアウト
である。
R750カーブに2%(一部3%?)の勾配、そしてポイントが
いっぱいあるのでテストの条件としてはバッチリで
ある。

せっかくなので、他の車両も計測を行う。
各車のスペックは以下の通り。

               重量(カッコ内はテンダ)
珊瑚 5900(BM-3)         180g(78)
珊瑚 5500(IMON Mini)       163g(81)
トビー 6200(IMON Mini)      166g(78)
珊瑚 8100(マシマ1626)      244g(93)
珊瑚 600(サガミ1420)       201g
イリサワ 6600(IMON1616SH)  212g(69)

さて、計測実施である。

Thu10_20160512
 意外なほど牽引力のある5900 (500g)

Thu11_20160512
 自重は6600に近い600もなかなか(500g)

Thu12_20160512
 6600、当初予想を裏切る牽引力(400g)で勾配を登る

Thu13_20160512
 勾配途中牽出しも300gが可能なのに驚く

牽引力測定の結果は以下の通りである。
ちなみに、計測用重量貨車は1両400gが基本で、細かい
計測を行うために、100g、200g、300gの貨車がある。
                牽引量     電力
珊瑚 5900       1.25両(500g)   16v/0.3A
               勾配途中牽出しは400g可
珊瑚 5500       0.5両(200g)   16v/0.1A
トビー 6200      0.5両(200g)    16v/0.1A
珊瑚 8100      1.75両(700g)    16v/0.1A
              勾配途中牽出しは600g可
珊瑚 600       1.25両(500g)    16v/0.1A
イリサワ 6600    1.0両(400g)     16v/0.1A
              勾配途中牽出しは300g可

重量配分的に不利な2-Bの5500と6200はIMON Miniのおかげで
「それなりにがんばっている」のが判る。

面白いのが5900で、同じ2-Bの足回りであるにもかかわらず、
BM-3のおかげ?か消費電力は多い(棒モータだから)ものの、
極めて快調であった。
こうしてみると、「牽引力はウェイトよりモータの影響が大きい」
ことがうかがわれる。

同じBタイプでも、1-B-1で「重量配分がいい」600では、がテンダが
ない有利(笑)も手伝って牽引力は予想外に高い。
ウェイトについては「重さよりも動輪への乗っかり具合」が大事で
あることが判る。

この結果から6600の結果を見ると「意外に高性能」であること
が判る。
実際の走行状態を見ていると「なんか凄くスムーズに走る」ので
ある。
勾配にかかると空転して苦しく登るのか?と思ったのだが、
400g貨車を牽引してするすると登っていくのである。
さすがに勾配途中での400g貨車牽出しは厳しいのだが、
300gではなんなく牽き出してしまう。

Thu14_20160512
 ポイント通過テスト・・・快調そのもの

ポイント通過で脱線するという話もあったので、引き込み線の
ポイントをあれこれと前後進させて通過テストを行ったが、
なんということもなく快調に走行した。

全体として、6600の走行テスト+牽引力測定は「満足いく結果」
であった。
イリサワの6600、適切な足回りの構造への改造と、高性能モータ
(IMON1616SH)により「立派に走る機関車になる」ことが判った。

今回の長期休暇で、いい結果が出せたのは嬉しいことである。


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