快晴の日。
こういう日は掃除、洗濯、布団干し・・・(ん?)
さて、イリサワの6600の牽引力測定である。
測定の場は二子玉のいさみやさんの2階のレイアウト
である。
R750カーブに2%(一部3%?)の勾配、そしてポイントが
いっぱいあるのでテストの条件としてはバッチリで
ある。
せっかくなので、他の車両も計測を行う。
各車のスペックは以下の通り。
重量(カッコ内はテンダ)
珊瑚 5900(BM-3) 180g(78)
珊瑚 5500(IMON Mini) 163g(81)
トビー 6200(IMON Mini) 166g(78)
珊瑚 8100(マシマ1626) 244g(93)
珊瑚 600(サガミ1420) 201g
イリサワ 6600(IMON1616SH) 212g(69)
さて、計測実施である。
意外なほど牽引力のある5900 (500g)
自重は6600に近い600もなかなか(500g)
6600、当初予想を裏切る牽引力(400g)で勾配を登る
勾配途中牽出しも300gが可能なのに驚く
牽引力測定の結果は以下の通りである。
ちなみに、計測用重量貨車は1両400gが基本で、細かい
計測を行うために、100g、200g、300gの貨車がある。
牽引量 電力
珊瑚 5900 1.25両(500g) 16v/0.3A
勾配途中牽出しは400g可
珊瑚 5500 0.5両(200g) 16v/0.1A
トビー 6200 0.5両(200g) 16v/0.1A
珊瑚 8100 1.75両(700g) 16v/0.1A
勾配途中牽出しは600g可
珊瑚 600 1.25両(500g) 16v/0.1A
イリサワ 6600 1.0両(400g) 16v/0.1A
勾配途中牽出しは300g可
重量配分的に不利な2-Bの5500と6200はIMON Miniのおかげで
「それなりにがんばっている」のが判る。
面白いのが5900で、同じ2-Bの足回りであるにもかかわらず、
BM-3のおかげ?か消費電力は多い(棒モータだから)ものの、
極めて快調であった。
こうしてみると、「牽引力はウェイトよりモータの影響が大きい」
ことがうかがわれる。
同じBタイプでも、1-B-1で「重量配分がいい」600では、がテンダが
ない有利(笑)も手伝って牽引力は予想外に高い。
ウェイトについては「重さよりも動輪への乗っかり具合」が大事で
あることが判る。
この結果から6600の結果を見ると「意外に高性能」であること
が判る。
実際の走行状態を見ていると「なんか凄くスムーズに走る」ので
ある。
勾配にかかると空転して苦しく登るのか?と思ったのだが、
400g貨車を牽引してするすると登っていくのである。
さすがに勾配途中での400g貨車牽出しは厳しいのだが、
300gではなんなく牽き出してしまう。
ポイント通過テスト・・・快調そのもの
ポイント通過で脱線するという話もあったので、引き込み線の
ポイントをあれこれと前後進させて通過テストを行ったが、
なんということもなく快調に走行した。
全体として、6600の走行テスト+牽引力測定は「満足いく結果」
であった。
イリサワの6600、適切な足回りの構造への改造と、高性能モータ
(IMON1616SH)により「立派に走る機関車になる」ことが判った。
今回の長期休暇で、いい結果が出せたのは嬉しいことである。