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Channel: 気まま雑記
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鉄道模型社ベースのEB電機の工作

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この3連休、雨天になりそうでならなかった。
水不足が心配である。

そろそろレイアウト工作、特に路面電車(もちろん架線集電)に戻りたい
のであるが「何か忘れている」のが気になっていた。

う~む・・・・あ! 思い出した!!

Mon3_20160718
 気にかかっていたもの、それは「鉄模社系EB電機」

ず~っと気になっていたもの、それは「作りかけのEB電機」で
あった。
それは「なんらかの形で鉄道模型社と関係があるもの」なのであった。
これを置いて先に進めない・・ということで、まずはED56の運転室部を
使った(機械室は新規に作成する力の入りよう)EB56の工作をする。
(注:残りの部分?はED23になってます(こちらも未完))

しかし・・・この手間のかかりよう・・・「この情熱と時間をスケールモデル
に使えば2両くらい完成するのでは?」と思うことがある。
しかし、そうではない。
モデラーは「理屈ではない」のである(そうなのか?)。
「表現したいもの、形にしたいもの」を実現することこそが、キモなので
ある(やや言い訳くさい・・)

オークションでこのために落札したEB10の台車枠を試しに取り付けて
みると、ED56の「ちょっとステップのある雰囲気」に似ている。
なにかこういい感じなので、このまま装着する方向でボディ側に
取り付け台を付けた。

Mon4_20160718
 もっと問題のEB54、オークションで落札して鉄模社の・・・

さて、問題はEB54である。
この機関車、ムリを言って譲ってもらって輸出用蒸気の20φの
動輪を加工して作った動力装置(テストそのものは完了)のボディを
作らないと・・・と思って何年も・・(遠い目)
そんなとき、オークションで鉄模社ED54の機械室部のみを落札し
「いつの日かこの部品を使って(猛烈に遠い目)」と思って、これまた
何年も・・・
このことが気になったままにしては、次の工作が出来ない!
思い切ってカットして使うことにする。

Mon5_20160718
 ボディを輪切りにして、運転室部は新規作成!

まずはじ~~~~~っとボディを眺め、カットするポイントを
見定める。
スケール機であれば「実物資料を参考」に出来るのだが、自由形で
しかも「見た感じで実物を連想させる」というようにすることは、かなり
難しいことである。

大昔に、EB電機シリーズを作った(で、TMSに掲載)ときのことなので
あるが、あの車両は「ボディをカットして寸詰め」したものはない。
「いかにそのイメージした車両の雰囲気」をデザインしたのである。
私は、「模型とは実物の図面に縮尺をかけて作るのではない」と
思っている(注:個人の感想です)。
実物っぽく表現するため「デザイン(あるいはデフォルメ)する」という
遊びだと思っている。
100歩譲って「スケールモデル」は縮尺してもなんとかなるが、
EB電機のように「どうやってもデフォルメしないといけない」ものは
自分のアイデア勝負になってくる。
しかも、鉄道模型社のボディを切り接ぐのは容易ではない。
断面が各所で違うからである(呆然)
これを乗り越えて「鉄道模型社スピリッツを自由型にある」のは
モデラー魂に訴えるものがある。

Mon6_20160718
 ほぼ工作を終わり、「B型標準」の10cmにまとめる

なんだかんだと面倒な工作をして、最後は「ウチのB型標準」の
長さに整える。
これが実は難しいのだ。
当てずっぽうにやっているようでいて、実は「やっぱり当てずっぽう」に
やりながら、最後は「B型標準の10cmにする」というのは、高度な
カンピュータ計算無くしては出来ないのだ。
(注:なんだそれ?)

庇を前後で3.5mmカットして10cmにまとめる。
ここまでのカット/新規部品/繋ぎを、いい加減にやっているようで
実はいい加減でも「最後に狙い通りになる」ようにするのが、モデラー魂
なんだと思うのである(注:個人の感想です)。

Mon7_20160718
 なんとなくそれっぽくなったが・・ここからが大変

パンタを仮付けして、今日はここまで。
う~ん、ここからが大変である。
軸距をカツミのEB電機に合わせて(注:元が牽引力測定用なので)
いるので、実物のED54のブッフリ式とは違うので、「フリーモデルの
センスでアレンジ」しないと足回りはそれっぽくならない。
他にも、短めのデッキ部などもアレンジしないといけないだろう。

しかし、「それが楽しい」のである。
模型作りというのは「実物寸法に単に縮尺をかけるのではなく、
モデラーとしてのアレンジを加えて”表現をする”もの」だからで
ある(注:個人の感想です)。

といいつつ、そろそろ路面電車のレイアウト(とそれに関連した車両工作)
が気になる。


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