家のことが大変である。
といいつつ、模型工作は地味に進行。
さて、第10回軽便祭りで珊瑚のダックスがリバイバル発売されることになった。
父が「サドルタンクがなぁ」と言っていた手前、これは買わないといけないだろう
ということになった。
10数年ぶりの珊瑚模型
実は、家のことがガラガタしているというのに、自分の左脚靭帯を痛めて
しまい・・・徒歩が厳しいのである。
しかし、このままでは・・・ということで苦労して方南町まで行く。
珊瑚模型、15年ぶりくらいか?
ということで、ダックスのサイドタンクとサドルタンクを購入。
ウチにあるプラ台枠がダメになっているものと、煙室戸がないダックスの
部品を売って欲しい・・と頼んだのだが「まだ再生産品を販売したばかりなの
で部品の分売は出来ません」と言われてしまった。
いや、それはそうなのだけど・・・この脚を引きずりつつ来たのに・・・
かなり悲しくなった。
まあ、回復したら、半年後くらいに来てみよう。
ということで、さっそく動力を組んでみる
なんといっても、楽しみだったのは動力部の更新である。
さっそく組んでみた。
う~ん、この大変さは・・・「オリジナルのDACHSのまんま?」としか思えない
状況。
動輪は近代的だし、サンデーリバーと同じなのだろうけど・・なんとまあ
修正が多いこと、多いこと・・・
まあ、私からすると「なんか、珊瑚模型の’70年代製品を思い出すね」という
手間のかかりよう。
初代ダックス(父の遺品)のプラスレームがバッキバキに風化しているので
「交換部品を売って欲しい」とお願いしたら「再生産したばかりだから」
と断られたのは当然として「そうそう、これ削らないと入らないんだよね」
と言われ、それは過去の話なんだろう・・・と思ったら、現代でもそうだった
のはちょっと笑った。
個体差(組み方)もあるかもしれないが、
・台枠後部は長穴にする(1.1φ)
・動輪の軸部分は全体は2.2φに広げ、最後部は後部を0.5mm広げる
という加工が必要であった。
しかも、ウチのものは片方のプラが盛大に曲がっていて、修正が結構
大変であった。
結局、3時間くらいかかってここまで
軽く工作・・・と思ったのに、3時間かかった。
フロントデッキも、台枠内に収まらないのでカットした。
苦労した・・・のに、組んでみるとサイドロッドのピンがガッツリクロスヘッドに
当るという悲しさ。
しかも、クロスヘッドは「先の2ndロッドのダックス」と同じに脱落してしまう。
さらに悲しいことに、調整していたら、片方のシリンダーバーがボッキリと
折れてしまう始末(涙)
正面から見たところ。右が現代版。
正面から見ると、車輪が厚い最新版は外側台枠のクランク部がかなり
外側にいっていてクロスヘッドと干渉しやすくなっていることが判る。
これって・・・シリンダをもうちょっと外側にするべき?クロスヘッドを
先のサドルタンクと同じ改修をすべき?と悩む。
追記
どうしてこうなるのか?と寸法を確認した。
旧製品 最新版
シリンダ中心間 22.75mm 22mm
シリンダ径 4mm 5mm
動輪クランク幅 17mm 19mm
正面からの画像をよ~っく見ると判るのだが、新製品は外側台枠と
クランクの間がかなり余裕である。
どうやら、車輪幅が増えたからという訳ではないようなのだが、
これはサンデーリバーの部品流用なのだろうか?
対応としては、シリンダ中心間を2mm増やせば解決なのだが、
そうでなくても幅の広いダックスにその改造をするかどうかは
ちょっと悩ましい。
やはり、珊瑚模型のダックスはいつの時代にも手ごわいことを納得。
約40年前の父の苦労を偲べ?ということか??