先日着手した電化軽便レイアウト2の進め方に悩んでいる。
当初は花巻風として始めたレイアウトのコレジャナイ感解消を
目的にしていたのだが、線路敷設をしたところで「類似のものを
作成してもやはり”コレジャナイ感”になるのでは?」
そこで色々と考えた結果
(1)電化レイアウト1は「路面仕様」に特化
(2)電化レイアウト2は「地鉄」
(3)サボっていた技法の研究(水表現)
を行うことにした。
ということで、まずは電化レイアウト1の「路面仕様特化」
に着手することにした。

水表現の研究開始
10年くらい前?に購入した水表現用素材(メディウムジェルなど)
の使い方を研究する。
微妙に着色して使う分量や素材の特性を確認する。

レジンを使う研究
レジンを流し込むための下地を作成して使い方を研究する。
・小川
・砂浜
・メディウムジェルを厚く塗ってから流し込む
地形を作ってから下地処理、レジン流し込み/24h硬化など
意外に時間がかかる(笑)
テスト結果で判ったこと。
(1)メディウムジェルで厚さを出すことは出来ない(ち~ん)
(2) 〃 を厚く塗った上にレジンを流すと水分で白濁?
(3)レジンの硬化までの流れ止め(セル板)は少しでも隙間が
あると流れ出して残念な結果になる(ご~ん)
次はレイアウトそのものの工作。

駅前敷地拡大
建物の配置や商人宿建設のため敷地を拡大する。
こういうときに石垣シートは便利である。
(簡単に石垣表現が出来るから)
商人宿裏側の山はカットして景色を良くする。

雑に山だった部分を改良
制作当初から「雑だよなぁ」と思っていた山部分。
ココから水を引いて田んぼ・・・なのだが、その水源はどこ?
という感じがダメダメだった。
要するに水表現の方法をサボっていたからなのだが、それに
着手したので山肌を改造する。
設定はこんな感じ。
(1)小さな湧き水があって田んぼに水を引いていた
(2)この山は古墳?という言い伝えはあった
(3)60年前に地響きとともに山肌が割れて大量の水が噴出
(4)K大の稗田教授の調査結果
・祭祀遺跡の石室(石棺)の痕跡がある
・石室の画に加筆した形跡がある(妖怪ハンターか!)
(5)商人宿の主人が「この水はご利益があるかも?」と
本格的に水源にして鉱泉宿を始めたら好評
(ここまで来ると怒々山博士の気配が・・・)
レジンを流し込むので漏れないように処理しつつ、古い
コンクリートの表現を試みている。

商人宿(温泉宿)の作成
路面電車のレイアウトを作ると「訪問記をやりたい」という
気持ちになって宿を作るのが定番になっている。
仕切りを入れて部屋割りをして気分を高め、商人宿のディテール
を追加してさらに気分を盛り上げる。
手摺(欄干)はカラーペーパーを地味に接着して作成。
最近のこの手の素材の充実はありがたい。
(カッティングプロッタを導入したい!)

竹を植えて雰囲気を確認
なんとなく杉を植えていた部分に竹を植えたら良い感じ。
Nゲージ用だが軽便レイアウト用としては調度いいサイズ?

商人宿の後ろ側からの風景
鉱泉になったときの増築部?なども付けて具合を確認。
部屋の裏側から田んぼと遠景の線路が見えるのを妄想するのが
楽しい。
さて、そろそろレジンを流し込むか?
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献
鉄道模型趣味 No.302
レイアウト全書 (株)機芸出版社 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究5 鉄道友の会 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究6 鉄道友の会 発行