いよいよトラバーサを使えるようにする。

台枠の接続に苦労する
レイアウト本体は収納の都合で台枠が低い。
それに対してトラバーサは動力部の都合で5mmほど
台枠が高い。
当然、天板に置いても平行が出ない(ち~ん)
一晩寝てから角材を出してきておおよその高さを合わせて
レイアウト本体側に載せかけるように接続するようにした。
さて、次は架線である。

集電装置を下げておくこと
実物は各線にまっすぐ架線を張って、車両の集電装置を
下げてトラバーサ台車を動かす。
実車は集電装置を下げるのは簡単である。
模型ではどうか?
(現状の)鉄道模型の場合、多くの車両はダミーの
集電装置なのでそこそこの位置に上がって止まる。
架線集電で実際に使用する集電装置の場合、下げた
位置で保持する装置が必要なのだが、ポール以外の
装置でこれを作ろうとすると意外に使い勝手が悪い。
上画像はビューゲルの例である。
フックで引っ掛けるのだが、あまりスムーズにいかない。
そのうえ「カッコ悪い」のである(ご~ん)
集電装置は交換する場合もある。
(ビューゲル<=>パンタで入れ換えるなど)
車体側にフックを付けるのはデメリットしかない。
では、どうするか?

トラバーサ台車に架線柱を立てる
以前、長尾軌道で作ったトラバーサはトラバーサ台車に
架線を張って集電装置を下げずに動くようにしてある。
結局、それを踏襲することにした。
トラバーサ台車側には架線柱取付部を付けてあるので
問題なく工作終了。
ここまではいいのである。
問題は「架線の接続」である。
前回トラバーサはDCC制御で全自動になっているのだが
架線接続のしくみを自動化することが出来ず、ポールの
使用を諦めた。
今回は自動ではないのでポールは使用したい!

チョロく架線を接続する方法
またも一晩寝て考えた結果「パイプをスライドする」
ことを思い付いた。
1.0-1.2φパイプを楕円に潰し、スライドさせて差し込むと
あっさりポール通過OK!
方法はこれで良いことは判った。
あとはビューゲルやパンタで動いてしまわないようにする
しくみを考えれば良い。

簡易ロックを付けて車庫線に架線を張る
パイプの長さを3mmほど伸ばし、真鍮帯板で簡易ロックを
付けることでOKになった。

入出庫して遊ぶ
車庫線にも架線を張って準備OK!
集電装置を上げてトラバーサを動かし、入出庫して遊ぶ
となんとも楽しい。
パイプを手動で刺したり抜いたりするのはちょっと
ダサい?かもしれないが、考えてみればポールはどうせ
手動で方向転換するのである。
架線接続方式はいずれもっと良い方法を思い付くかも?
ということで、路面電車レイアウトの設備関係はこれで
全部揃ったか?
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献
レイアウト全書 (株)機芸出版社 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究5 鉄道友の会 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究6 鉄道友の会 発行