色々とあって模型工作を1ケ月以上やっていなかった(遠い目)
このままではニンゲンがダメになるので再始動する。
どうせなら!ということで長年の悩み「ターンテーブル」の
試作を行う。
![Turna1_20230505 Turna1_20230505](http://choco-choco.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/turna1_20230505.jpg)
テーブル上部(ピット面)に絶縁ピンを打つ
以前、液体クラッチ装置応用から発展した「クラッチ式」を
試作した。
この方式を検討したのは「小型レイアウトに制御盤なしで使用可能」
な小型ターンテーブルを作りたかったのが目的であった。
結果的には「それなり」であった。
その後も「違う方式があるかも?」と考えていた。
偶然思いついたのが「ピット面に絶縁ピンを打ってそこで止める」
という方式である。
良いか悪いか?はやってみないと判らないので試作する。
スペックは以下の通り。
・主桁サイズは60mm
=>乗工社コッペル(Cタンク)が載る長さ
・絶縁ピンは45度単位に配置、回転は180度とした。
・動力部はギアードモータ(134:1)+20:1のウォーム
![Turna2_20230505 Turna2_20230505](http://choco-choco.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/turna2_20230505.jpg)
動力部を作る
ウォームギアはギアードモータ直入れにする?と思ったが
軸ブレする可能性があるので台座一体にして間にチューブを
緩衝材として入れたタイプを作成した。
主桁はとりあえずテスト用に簡易タイプである。
![Turna4_20230505 Turna4_20230505](http://choco-choco.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/turna4_20230505.jpg)
主桁(簡易版)でテスト
まずは簡易仕様でテストを行った。
気が付いた点
(1)一応絶縁ピン位置で止まるが動作が不安定
=>主桁がグラつく(上画像)ため接触が不安定で絶縁ピンに
うまく当たらない(止まらない)ことがある
(2)接点ピンは1.4φ/1.0φ(ネジor洋白線)で作成したが
プラ板に開けた穴を通すとスムーズに動かない
(3)ピット面の絶縁ピン位置精度が低い
=>そもそも28mmにするのを30mmに間違えている
(典型的作業ミス(怒))
(4)180度以上回転させてしまうと「常時通電」になり、
段差があるので戻せなくなる(典型的設計ミス)
とりあえず主桁中心に改善する。
![Turna5_20230505 Turna5_20230505](http://choco-choco.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/turna5_20230505.jpg)
主桁の改善(1)
改善ポイント
(1)主桁のガタを無くす
=>台座を30φ円盤を入れる
(2)接点の改善
・プラ板に1.0-0.8パイプを入れる
・ピンを虫ピンで作成(頭が丸くピンが硬いので滑りがいい)
結果、動きがスムーズになった。
![Turna6_20230505 Turna6_20230505](http://choco-choco.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/turna6_20230505.jpg)
主桁の改善(2)
テスト(2度目)の経験を元に主桁をさらに改善
・台座を円盤+t1.5カプラー台で作成
・主桁本体は2.0φネジで脱着を容易にした
・主桁を60=>64mmに伸ばす(ピット面ピン位置ミスによる)
・ピット面は180度より先は絶縁にして回転を抑止
主桁の脱着を容易にすることは「レイアウトに設置後のメンテ」を
容易にするために必要な構造である。
![Turna7_20230505 Turna7_20230505](http://choco-choco.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/turna7_20230505.jpg)
2タイプ試作試作した結果の考察
クラッチ式と接点式を試作した結果を考察する。
(1)クラッチ式は動作は「単純にパワーパック」で済む。
接点式は絶縁ピン位置から動かすためのスイッチが必要になる。
=>多少構造が複雑
(2)接点式はピット面に回転動作用の接点があるため、主桁上の
レールへの通電用の接点を付けるスペースが辛い
(3)よ~っく考えるとナロー用ターンテーブルは反転(180度)と
せいぜいあと1ケ所停止すれば良いのだが、その程度の仕様で
接点式にするメリットがあまり感じられない。
(ダメな訳ではないがクラッチ式と比較した場合)
色々と教訓はあった。
この経験を元にさらに良いしくみを考えてみよう。
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。