色々とあって塗装が遅れてしまった。
ようやく塗装をするのだが「私は塗装が苦手」である。
そのことで見事にトラブル発生!
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見事に失敗
いつものようにカラープライマー(黒)で吹付塗装開始!
う~ん、ちょっとゆず肌気味?と思ったのだが、作業を
進めていくうちにあることに気が付いた。
「あ!コールバンカーがざらざらだ!」
コールバンカーはホワイトメタル(鋳物)なので、ちょっと
ペーパーをかけておいた。
塗装中に#1000のペーパーをかければいいか・・・と思って
いたのだが、鋳物肌がガッツリ出てしまい、ペーパーを
ちょっとかけたくらいでは消えないではないか!
さらに水タンクのパイティションラインも軽くヤスった
くらいでは全然だめ・・・
う~む、いい加減な作業をしてしまったぜ(ふっ)
諦めてシンナー浴で塗装を剥がした。
その後、#600~#800で丹念に磨きをかけた。
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ラッカーに変更
2度目の塗装ということで、久々にエッチングプライマーと
黒ラッカーで塗装することにした。
今回も塗装肌は今イチだったがどうにか塗装終了。
ホワイトメタルパーツの肌については、接着した後での
磨きなので少し不満が残った。
このロコ、上画像のように各部を分けて塗装出来るので
蒸気ならではの塗りにくさは緩和されるのだが、水タンク
はキャブ前取付側に突起を付けて、キャブ側は穴をあけて
おいて塗装後に貼る方式だともっと良かったかもしれない。
(注:個人の感想です)
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組立開始
ロッド機は「快調に走るものを分解すると組むのが面倒」である。
未塗装段階であれこれ調整したものをまたやるからである。
動輪を入れてロッド類をシリンダに入れるためには当然
シリンダブロックを固定しないといけない。
このキットではサドル-カプラー-ボイラーの固定ネジで止める
ので下回り単体時ではフラフラして作業出来ない。
そのためナットで締めて作業を行うことになる。
組んでいるときにシリンダブロック固定ネジを別に付けようか?
とも思ったがカプラーがあるので難しい。
いっそ、カプラーを非絶縁のロスト製にしてみるか?と思ったが
結局オリジナルのままになった。
バルブロッドの固定と集電ブラシも同一のネジで、これも組立時に
やりにくいので別ネジに・・・も断念した。
そういえば、組んでいるときに動輪押さえ板をウェイト無しで
固定出来る構造にしたい、と考えたこともあった。
不便を感じつつ「結局その構造しかない」というのは小型ロコ
あるある!なのかもしれない。
「知恵の輪的構造」は小型ロコの設計者の苦労の結果かも?
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絶縁強化
前回の走行テスト時には「ショートしていないか?」の
確認も行っている。
牽引力測定は「運転時に使える車両(重量)の確認」だけでなく
「DCC化時ショート問題」の確認も兼ねている。
ショートの発生は負荷をかけて行わないと意外に発見出来ない
ことは20年以上DCCを使用していの教訓である。
豆タンクにおいてはパックのメーターを見ていると、微妙に
ジョートしている?ことが散見された。
ということでセル板を集電ブラシ周辺に貼ってある。
バルブロットガイドが使っているうちに集電ブラシに接触しそう
なので細くカットして貼るのに苦労した。
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前からの姿
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後ろからの姿
色々あったがようやく完成。
このロコ、キャブ側面の窓はガラスがあると使いにくい?と
思うのだが、それなら引き窓枠がある?などと考えたものの
結局窓セルを貼ってしまった。
蒸気機関車の組立をやっていると、どうしてもエッジが立った
部分の塗装がチコっと剥げてしまうことがある。
(注:私だけかもしれない)
前からの画像でキャブ庇の角が微妙に剥げてカラープライマーで
補修したのが少し目立ってしまった(遠い目)
屋根の曲げ後についても塗装により少しバレてしまった。
まだまだ腕の未熟さが目立つ結果になってしまった(反省)
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走行テスト
完成したので自宅運転スペースで走行テスト。
貨車を出してきて運転すると「凄く小さいロコだなぁ」
しみじみ思った。
実物が動いているのを見たら感動するだろうなぁ(遠い目)
なんだかんだで苦労の多い・・・いや、自分の老眼と
技術の低さ(工作+塗装)を実感するのであった。
まだまだ修行である。
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。