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Channel: 気まま雑記
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鉄模社ED57の制作(1)

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EB電機は完成、ED23は塗装待ち。
ED56もあと一歩である。
なのに・・・
 
Ed561_20240430
ED57のキット開封
本来はED56の工作をしないといけないのだが、どうしても
気になってしまう。
そう!輸入電機シリーズ最後の難敵「ED57」である。
実はこのキットも「遺品」なのである(ち~ん)
考えてみると鉄模社のキットが遺品って・・・(辛い)
開封して驚いた!「え!なんだこのパーツ数は!」
大量のエッチング抜きのパーツがぞろそろ出て来る!
こ、これは・・・(嫌な予感)
 
Ed562_20240430
裏押しのリベット
パーツを確認した後でとりあえずボディが仮組出来るか?を
確認する。
このシリーズの特徴である「裏押しのリベット」をやってみる
のだが、これがなんとも押しにくいのである。
屋根カーブのかかり部分や窓枠(エッチングが崩れそう)など
難敵なのである。
ペンチでピンを摘まんで1個1個丹念に押していく。
(注:角度に注意しないと窓枠をダメにします)
 
ウォーミングアップはこのくらいにして仮組を開始する。
 
Ed563_20240430
なに一つとして・・・
とりあえずボディの主な構成物を合わせてみる。
う~ん・・・どのパーツもまったく合わないではないか!(絶望)
 
Ed564_20240430
モニター部分はさらに
モニター部分のパーツを合わせてみる。
まったく合わない(限りない絶望)
 
Tue3_20240430
モニター部を車体に載せてみる
まあどうせそうだろう・・・と思ったが心底合わない(生き地獄)
 
この絶望的状況をどうするか?
いかん!このままでは全滅する!
とりあえず一時退避(一晩寝る)して体制を整えよう!
  
Tue4_20240430
図面を見ながら
一夜明けてあれこれ考える。
だめだ!難敵だと思って敵(なのか?)に呑まれていては
負けてしまう!
そうだ!「鉄模社のキットは理屈ではない!感じるのだ!」
という師匠(誰?)の教えの通りに行こう!
とりあえずスタイルブックの図面を見ながら「お前(ED57)は
どうなりたいのだ?」と問いかけながら曲げたり削ったり切れ目を
入れたりして地味に合わせていく。
それにしてもこのモニター部の屋根板は妙に板厚が厚い。
曲げを直すのも大変である。
しかしやっていて判った。
この曲げパーツ「板厚を厚くすることによって削って形を合わせて
から裏側からリベットを押す」のである!(驚愕)
う~む、リベット付き曲げ板部ってそんな作り方するんだっけ?
さすがは鉄模社・・・(恐るべし)
こういうことは「キットと闘いながら感じ取るものなのだ」と
しみじみ実感する。
(注:個人の感想です)
 
Tue5_20240430
どうにか仮組み
2時間ほどの格闘の結果、どうにか仮組が出来た。
このキットのパーツ、個別に見ると図面通りに見えないこともない
のだが、組み合わせるとなに一つ合わない。
それでも屋根カーブを合わせたりモニター部の妻?は削ったり
屋根の差込を広げたりするとそれなりに入るのである。
これまでこの輸入電機シリーズのキットを全て制覇(ん?)して
きた私にも厳しい闘いであった(遠い目)
(注:まだ終わってないけど)
 
Tue6_20240430
この隙間をどうする?
おおよそのイメージは判ったので次はハンダ付けして
本格的に組んでいく。
それはいいのだが、この妻と屋根の隙間は悲し過ぎる!
この辺りはもうちょっと考えてみるべきか?
 
Tue7_20240430
裏側からコテも当たらん(絶望)
モニター部分も隙間が空いている(ご~ん)
この部分、キットの通りに組むと裏側からコテが当らない。
なにか工夫しないとダメである。
 
鉄模社輸入電機シリース最後の闘い、ED57との死闘は
始まったばかりである。
(ああ、開封しなければ良かった)
 
この絶望的状況から立ち上がれるのか!(続く)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献:
国鉄輸入電機の系譜(上)(下) 吉川文夫 著 (株)ネコパブリッシング 発行

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