軽い気持ちで「ちょっとだけ」と始めたED57の工作は厳しい。

複雑な先頭部分をハンダ付け
仮組を一度外して先細になった屋根のリベット押し出し。
妻板の穴開けをしてからまたセロテープで仮組する。
先日の修正で「それなり」に合うようになったものの、隙間は
あるので以下の手順で作業を行う。
(1)屋根中央(全体の1/3の長さ)を裏打ちしてハンダ付け
(2)妻板下側をハンダで仮止め
(3)妻板と先細屋根の接点部分をハンダで仮止め
(4)ボディ部のカーブに合うように先細屋根のカーブを合わせる
ように裏側からキサゲで押して合った位置でハンダを流す
(5)運転室側面?と先細屋根の隙間を裏打ちもしながら
ハンダを流す
(6)先細屋根板が固定出来たところで運転室側面/妻の板を
合わせて上部分をハンダ付け
(7)妻板左右上部分の隙間を裏打ちしてハンダを流して塞ぎ、
キサゲで平にする。

車体内側
手順はおおよそ上記の通りだが、実際は隙間の空き具合によっては
手間が異なる。
なんだかんだでハンダ付けが終了した内側はこんな感じ。

モニター部分
続いて屋根上のパーツを付けていく。
モニターの妻とその前後の板をハンダ付けする。
屋根中央については開口を広げる(後述)ため補強を付けた。
こうして上側から見ると判るのだが「あれだけまったく合う
ことのなかったものがシレっとピッタリ合っている」ように
するのが真鍮工作の妙なのかもしれない(遠い目)

屋根の切り欠き
中央部分の開口を広げる理由。
・モニター部屋根と妻板の隙間をハンダ付け工作で埋めるために
コテを入れられるようにする
・モニター屋根上のランボードの脚をハンダ付けする
裏側から見ると判るがモニター妻を屋根に差し込む両側の溝を
かなり長くしてあるのが判る。

車体は形になった
キット開封時には「絶望しかなかった」車体の合わなさだったが
入念に検討?して地味に工作した結果ピッタリと合わさるように
なり形になった(遠い目)
ちゃんと組んでみるとED57はこのシリーズでは最後のものなので
かなり良い出来であることが判る。
ここでも「床板だからサクっと」と軽い気持ちだった。
まさか「同じような間違い」をまたしてしまうとは・・・(続く)
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献:
国鉄輸入電機の系譜(上)(下) 吉川文夫 著 (株)ネコパブリッシング 発行