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鉄模社ED23(2号機)の制作(4)

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ED23もいよいよ「完成への道」である。
前回の記事:
 
Ed231_20240514
カプラー解放テコ
ED56時代の開放テコは「片側」のタイプである。
ED23になって貨物機として使われるようになると、入換業務も
行うようになってこのようになったようである。
テコ受(小さい)をうまくハンダ付けしていくのは面倒である。
尖ったもので押さえながらハンダを流すのだが、ピンッ!と
飛ばしたりして・・・(あほ)
それに加えてED23の前端梁にはバッファー取付穴?があって
それを塞がないように付けないといけない。
 
Ed232_20240514
ハンドレールナップ付き手スリ
ED23は戦時対応?で改造されたので簡素な作り?と思っていると
前面の手スリはなぜかハンドレールナップ付きの高級品である。
運転室ドアは普通のタイプなのになぜ?
形というか取り回しが複雑だからだろうか?
SLで使うハンドレールナップでは背が高いので割りピン(半甲)
を使ったのだが、いざ始めてみると結構数が必要で危うく足りなく
なりそうでちょっと焦った(笑)
 
Ed233_20240514
ステップ
運転室横にあるステップは豪華に?とエコーの折畳ステップを
と思ったのだが、試し貼りするとコレジャナイ感。
実車資料を見るとアングル材をなんとなく貼ってあるだけの
ようである。
ということで0.8アングル材を使うことにした。
 
Ed234_20240514
ステップ取付
0.8アングル材を「適当に切って貼った」ところ。
いい感じになったか?はともかくとして、これ「実際に登れた?」
と思うと面白い。
 
Ed235_20240514
ホワイトメタルパーツを接着
全てのハンダ付け工作が終わったのでホワイトメタルパーツの
接着を行う。
 
Ed236_20240514
未塗装完成
塗装すると見えなくなってしまうので未塗装完成の姿。
車体を作り始めたときには簡単に済ませるつもりだったが
結局マジメにやってしまった。
 
Ed237_20240514
塗装作業
私は塗装が苦手である(う~ん)
少しでも塗装上がりを改善するためガンをタミヤのニードル径0.5φ
を購入して今回から使用開始。
車体:GMカラーのぶどう2号
下回り:いさみやのカラープライマー(黒)
 
Ed238_20240514
インサイドギア
塗装が終わって下回りを組んでみるとウォームが噛んでしまう
ことが判った。
カツミEF66用の35mmインサイドギアにスペーサーを入れて
使うのではウォームの当りが浅いことが判った。
ということで、結局モータブラケット部は追加パーツでかさ上げ
することにした。
それは「過去の輸入電機シリーズの工作記録を見ての判断」である。
こういうことは「記録を残す」ことが大事である。
ED23(初号機)のインサイドギア
Ed2313_20240514
 
Ed239_20240514
ウェイトを載せる
下回りを組んでウェイトを搭載した。
予定では1号機と同じ背の高いタイプを使うつもりであったが
横のアングルに当たるので四角いものになった。
 
Ed2310_20240514
走行テスト
さっそく走行テストを実施した。
静粛にスムーズに走行することを確認した。
やはりウォームギアを手直しして良かった。
(ED56も直さないとダメか?)
 
Ed2311_20240514
ED23が揃った(ん?)
これでようやくED23が2両になった。
左のものはEBで購入したので私は動力系の作り直しが中心で
今回の2号機は私が令和の技術で作ったものである。
こういう「モデラー違い(昭和と令和)」があるのは時代の
変化が感じられて面白いと思う。
私は「自作至上主義」ではないので「他のモデラーが作った
ものの個性」を知ることは好きである。
そういうものは「走行性能向上のみ」を行い、外観については
(支障がないレベルなら)残すようにしている。
考えてみると私の鉄道模型は「父(TMS第一世代?)の遺品」
から始まっている。
そのせいかもしれない。
 
Ed2312_20240514
もしED23が重連したら?
最後に「2両揃ったらやってみたかったこと」である。
実物の資料で「こんなに庇が出っ張っていると重連したら
当ってしまうのではないか?」という話である。
ED23は1両しかいなので2両作るモデラーは珍しい。
(というかいるのか?)
さっそくやってみたら、庇ではなくデッキとテールライトが
当りそうになることが判った(笑)
 
こういうことが出来るのが「模型の楽しさ」かもしれない。
(違うかもしれない)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献:
国鉄輸入電機の系譜(上)(下) 吉川文夫 著 (株)ネコパブリッシング 発行

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