紅葉の季節なのであれこれ機材を使って撮影している。
そんな中で、ちょっと変わり者のレンズを使ってみた。

ZOOMAR36-82F2.8登場!
アサペンLXのオーバーホールが完了して、さてどのレンズを?
と考えていたら、このレンズを銀塩で撮影したことたないのを
思い出したので使ってみることにした。
ホクトレンダー(実際はズーマー社)のこのレンズ、
通しでF=1:2.8の高性能ズームレンズと登場時は高級品
だった。
このレンズをなぜ使いたくなったか?
それは「その写り」なのである。

広角側(36mm時)

望遠側(82mm時)
このレンズは「ズームらしい歪みがまんま出る」のである。
広角側のタル型はそれほどでもない?が、望遠側の糸巻き型は
時空の歪みを感じる凄さである。
発色についてもファインダーがまっ黄色というか茶色と
いうかで晴れている日でも曇天気分になる。
うんうん、よしよし!ということで撮影を行う。

ZOOMAR36-80F2.8(広角36mm)F=1:4
建物の柱が微妙に曲がっている。
周辺もちょっと流れている?

ZOOMAR36-80F2.8(広角36mm)F=1:5,6
車両がちょっと膨らんで見える?
晴れの午前中なのに発色が夕陽っぽい?

ZOOMAR36-80F2.8(50mm)F=1:4
標準くらいでは歪みは感じられない。
曇天の日だったが、こんなにどんより暗くなかった。

ZOOMAR36-80F2.8(望遠82mm)F=1:8
電柱が曲がっている。
こんなに暗く(茶色く)写るのであれば+2EVで撮影すれば
良かった?

ZOOMAR36-80F2.8(望遠82mm)F=1:4
右側の電柱、背景のビルが凄いことになっている。
よ~~っく見ると電車前面も「あれ?こうだっけ?」
になっている。
以前撮影した記憶が曖昧なので、撮影結果の面白さが
凄く際立つことになった。
実はマウントアダプタで撮影すると50mm以上で無限遠が
出ないのだが、これはレンズの問題なのか?ホクトレンダーの
ボディであればちゃんと写るのか?は謎である。
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」であり、
各レンズの描写コメントは「個人の感想」です。