前回撮影を忘れた下回り工作を撮影したので続き(笑)
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ギアボックスを組む
いつものようにプレスパーツの歪みを修正してパーツを
ハンダ付けしていく。
このネジ穴のあるパーツ、珊瑚やアダチなら叩いて止める
カシメになっているので固定を位置決めがやりやすいのだが
MWのものはゆるゆるの穴に入れてハンダ付けするように
なっている。
う~ん、付けにくい・・・
しかも下にちょっと隙間が出来るのでうまく位置合わせして
ハンダを流すのはちょっとコツが必要だ。
付けるときにも1個を双方に固定して、合わせるときに
微調整してから組まないとギアボックスが歪むことになる。
(注意してもちょっと歪むのだが)
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床板への固定パーツを付ける
先の組みに歪みがないことを確認してから、床板への固定パーツを
ハンダ付けする。
このパーツがこれまた微妙に歪んで付きやすく、仮止めして
ちゃんと平行が出ていることを確認してから本格的にハンダを
流すようにする。
(注意してもちょっと歪むのだが)
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床板を組む
続いて床板である。
まずは前側を斜めにカットする。
え?こういうものはテストショットの段階で確認後
プレス型を修正するのが普通ではないの?
(注:個人の感想です)
続いて単台車をハンダ付けするのだが、グニャっとした
ブレーキシューがジャマしたり、単台車のロストパーツの
下辺が微妙に斜めになっていたり、床板の穴が大きすぎて
かつ形がおかしいので角材を治具にしても「結局カンで
位置合わせ」してハンダを少し流して仮止めして、
角度を確認してハンダを流すことになる。
こういうものはテストショットの段階で確認後、鋳物の型を
修正するのが普通ではないのか?
(注:個人の感想です)
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組み終わったパーツを調整する
下回りのハンダ付けが済んだところで合わせてみる。
当然、微妙な歪みなどがあるので修正するのだが、
ちゃんと指定位置に固定するとパーツが干渉してギアボックスが
床板に入らない、ボンネット部がネジ止め出来ないなどの
問題があるので盛大に削って入るようにする。
こういうものはテストショットを量産前に組んで確認した段階で
プレスと鋳物の型を修正して製品ではピッタリ合うようになって
いるのが普通なのではないか?
(注:個人の感想です)
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生活の知恵(Eリング飛ばし対策)
下回りを塗装したのち、ギアボックスの組立である。
MWの製品といえば、前回の魚梁瀬の野村組DLで極小Eリングを
飛ばして大混乱した。
今回はそういうアホなことをしたくない。
あれこれ考えた結果、ギアボックス組みのときは周囲を白ボール紙
で囲って作業することにした。
これならば飛ばして行方不明になることもない。
この方法、実はクラカメ修理屋さんの知恵なのである。
(良いことはなんでも参考にする)
ところで、実際には1個飛ばしたりしたのだが、こうやって
囲ってあると「落ちる位置が限られる(予想出来る)」ので
工作後に探すと発見が可能であった。
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絶縁処理をしてギアボックスを組む
DCCサウンド化することを前提に絶縁処理はそれなりに
厳重に行った。
集電ブラシが当りそうな部分はセル板で絶縁、配線のハンダ付け
部分は被覆をかけてある。
こういうことは後でやろうとすると面倒なので、予めやっておく
のが生活の知恵である。
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モータ交換と高さ調整
キット同梱のモータはマシマ1015なのでより走行性能の良い
アル1015に交換した。
ここで仮組みすると微妙に後ろが低いのでt0.5のワッシャを
入れて高さを合わせる。
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重量計測
全部揃ったところで重量計測する。
・屋根板:11g
・車体 :16g
・下回り:30g
結果、全部で57gとBタンクよりは重いのでウェイトは
使わないことにした。
(空いたスペースにDCCサウンドが入れられる?)
ところで、今回組んだ1両目は車体をぶどう1号で塗装した。
原型?という扱いなのだが、私のイメージは「鬼太郎の妖怪バス」
である(笑)
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味噌汁軽便レイアウトで走行テスト
ようやく味噌汁軽便レイアウトで走行テストが出来るように
なった。
テストの結果は、低速で安定して走る良い車両である。
それにしても「ぶどう1号って黒にしか見えない」もの
なんだなぁ(遠い目)
まだ残り2両の工作がある(遠い目)
味噌汁軽便鉄道開業には日車単端x3もあれば充分だが、
こうなると丸山の単端気動車も欲しく!と思うのは
人情というものか?(ああ、資金難)
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献
軽便参加III 南軽出版局 発行