軽便祭も終わってさてなにをやるか?
今回の祭りでは色々と試すことが出来たが、1つ心残りの
ことがあった。
それは「SLのDCCサウンドが今一つ」だったことである。
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杉山模型のミニ動力を改造
軽便の車両は小さいのでサウンドデコーダ+スピーカーを
車輛に納めるのは難しい。
電車やDCはいいのだが、特にSLでは厳しい。
その解決方法として、MRCのSounderをトレーラーに
搭載して「レールで接続する」方法で音は出るようになった。
この方式、ポイントのフログ(絶縁)や線路の状態で集電と
いうか接続が悪くなると音切れするのである。
SLの場合、ブラスト音が切れてまた始動から始まるので
どうもイラっとする。
それを解決出来ないか?
考えたのは「いっそトレーラーに動力を入れては?」
それならば接続は切れないはずである。
手持ちで小型の動力を探すと杉山模型のミニ動力があった。
ホイールベースを20mmに伸ばす改造をして使用する。
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苦労して作成したものをテストする
2日ほどかかって動力を改造しデコーダを搭載した。
頚城ニフの車体に収まるようにすると・・・ほぼギリギリの
サイズでウェイトは積めず。
さっそくテストすると・・・ただ空転して動かないばかりか
モータが実質無負荷になってしまうのでサウンドも暴走状態
になってしまった。
これは・・・失敗だな(遠い目)
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KATOの客車下回り
失敗にめげずに対策を考える。
1晩寝てふと気が付いた!
「KATOのボギー客車の下回りを使えばいいのでは!」
さっそく客車の床板+台車(TR11とTR47)を入手。
床板はアルモデルの客車の長さに改造した。
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Sounderを搭載してテスト
さっそくMRCのSounderを搭載してテストする。
結果は「成功」であった。
これまではポイント通過や線路状態で接続が切れていたものが
まるでウソのように接続を維持してブラスト音が安定した。
おお!これは素晴らしい!(感動)
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車体を組む
アルモデルの客車を買ってきて組む。
台車がTR11なのでデッキ付きよりは「ちょっと電車っぽい」
ものを選択。
よしよし・・・と思ったがふと気が付いた。
この組合せにすると、客車重量は57gもある。
この重さは小型のSL[には(勾配があると)厳しい。
さて、どうしたものか?
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PECOの台車をKATO仕様
これまた1晩寝て考えた。
「PECOの台車をKATO仕様にすればいいのでは!」
ホビセンで客車の下回りを購入したときに、パーツとして
ボギー台車用の軸受を買っておいた。
これを改造してPECOの台車に仕込むのである。
車輪はもちろんKATOのものを使う。
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Sounder搭載
元はホワイトメタル台車+集電ブラシだったものを
PECOの台車(KATO仕様)に戻した。
元々この台車なのであっさり納まった。
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新下回りでサウンドテスト
走行テストの結果は「成功」であった。
う~む、今までの苦労はなんだったんだ?(遠い目)
別に軸箱可動にした訳でもないのにKATOの軸受と車輪を
使うだけでこんなにも劇的に改善してしまうとは!
さすがは「世界のKATO」である。
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さらに応用してみる
これは凄い!ということで、DL用のサウンドカーも作成。
当たり前だがちゃんと動作する。
DCC改造したものの使わずにいた頚城DB81がサウンドにより
活躍の場が出来た。
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蒙古の戦車をDCC化
音が出るならば!ということでモータ交換したものの
これまた使う機会の無かった蒙古の戦車もDCC化した。
サウンド対応可能になると「今まで使っていなかったロコ」に
活躍の場が生まれる。
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軽便DCCサウンド軍団
なんだかんだで軽便DCCサウンド軍団増殖中である!
単純に車両をDCC化するのはそれほど気が乗らないのだが
「音が出る!」という機能が加わると遊びココロに
火が付くのだな、と思った。
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。