路面電車のDCC化は続く(遠い目)
単車の動力整備もいよいよロンビック台車の車両で締めくくり
の段階になった。
そうなるとカツミのN電の改装である。
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IMON10-08-12.5に交換
同じ動力装置のアル路面電車の経験を元に、N電もIMONの
モータに交換してDCCサウンド(モバイル+SFX004)を
搭載した。
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上から整備出来るのが便利
カツミのN電は大柄のボディなのだが、室内にイスがあったり
手狭である。
手狭である。
こういうときに屋根が脱着出来るので床板固定後に上から
ピンセットでデコーダ+スピーカー位置を動かしたり、
ポール集電のための接続が可能なのは助かる。
(カツミ模型の先見性?)
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走行性能今イチ
さっそく走行させてみた。
結果は・・・今イチであった。
サウンドは普通に音が出るのだが、動きがギクシャクして
「停車しているのに音が出る」という悲しさ(涙)
集電装置(ポール)か?とビューゲルにしてみたのが上画像
である。
(注:こういうときは共通仕様にしておくと便利)
結果は「やはり今イチ」であった。
それならば!とギア比を16:2=>16:1に変更すると良くは
なるのだが、今度は動力音がうるさくなってサウンド向き
とは言い難い。
どうしたものか?
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トーマモータ+16:2仕様でDCC化
N電(ベスビチュール窓あり)はもう一両あるので、そちらを
元々の仕様(トーマモータ+16:2)をそのまんまDCC化して
みることにした。
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快調(静音)で走行
結果は良好であった(う~ん)
なんのことはない「低速トルクのあるトーマモータを低回転で
使って16:2ウォームギアで静音化」の路線は正しかったことを
証明することになった。
まあ「効果をちゃんと確認するのは良い」と思おう(遠い目)
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1両目を元の仕様に戻す
こうなると先の1両を元に戻すことになる。
戻すのは簡単である。
戻したものを走行させると快調であった。
う~む、ガッツリテストをしてしまった(遠い目)
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オープンデッキタイプをDCCサウンド化
勢いに乗ってあと1両(オープンデッキ)もDCCサウンド化する。
何度やっても「ぐちゃぐちゃな配線」なのだが、これも方式が
確定すれば(あるいは小型のSDN147にするとか?)コンパクトに
改良しなくてはいけない。
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DCC化テスト中に気が付いたこと
話は少し変わるのだが、ポール集電+DCC化作業をしていて
気が付いたことがある。
ポールのカーブ通過状況を確認するため、レイアウトを縦長?に
置いて走行確認していた。
上画像を見ると判るのだが「架線の存在感と集電装置の動きが
良く見える」のである。
俯瞰から架線+架線柱+車両(集電装置)を通して街の風景を
見るとは「ああ、路面電車」を実感する。
このことは、横長に置いてレイアウトを見ていたときには
あまり実感が無かった。
架線対応するとレイアウトの眺め方(置き方)も変わるという
ことなのだろうか?
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架線があって集電していることの意味
N電は窓アリの2両は架線集電、オープンの1両(とアル路面)
はレール集電にしてある。
=>新しい集電装置の動作確認にレール集電は便利
そんなことを考えながら、上画像のような眺め方をすると
「集電をどこからするか?ということより架線があって
集電装置がゆらゆらと動く」のが楽しいのである。
こういう眺め方をすると建物の配置も気になって来る。
そろそろストラクチャも作りたくなってきたかも?
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献
レイアウト全書 (株)機芸出版社 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究5 鉄道友の会 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究6 鉄道友の会 発行